エラー例:
Could not install Gradle distribution from 'https://services.gradle.org/distributions/gradle-8.7-bin.zip'.
Reason: java.net.SocketException: Permission denied: no further information
Android Studioを起動した際、このようなエラーに遭遇することがあります。これはGradleのダウンロード時にネットワーク接続がブロックされた場合に表示されます。この記事では、その原因と具体的な対処法を紹介します。
エラーの原因は?
このエラーの多くは、以下のいずれかによって発生します:
- Windowsのファイアウォールやセキュリティソフトが通信をブロックしている
- プロキシ設定が正しくない
- 管理者権限が不足している
- VPNや企業ネットワークによるアクセス制限
- 一時的なネットワーク障害
対処法まとめ
✅ 管理者としてAndroid Studioを実行
Windowsを使っている場合は、Android Studioを**右クリック→「管理者として実行」**で起動してみてください。これだけで解決するケースもあります。
✅ セキュリティソフト・ファイアウォールの設定確認
GradleのダウンロードURL(https://services.gradle.org)がブロックされていないかを確認しましょう。
例:Windows Defenderの設定方法
- [スタート] → [設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [Windows セキュリティ] → [ファイアウォールとネットワーク保護]
- 「アプリをファイアウォールを通して許可する」→
java.exeやAndroid Studioを許可
✅ プロキシ設定の確認
企業のネットワークや一部のWi-Fi環境では、プロキシの設定が必要な場合があります。
手順:
File > Settings > Appearance & Behavior > System Settings > HTTP Proxy- プロキシが不要な場合は「No Proxy」を選択
- 必要な場合は、会社指定のプロキシ設定を入力
✅ Gradleを手動でインストールする
自動ダウンロードがうまくいかない場合は、手動でGradleを取得して設定する方法もあります。
- Gradle公式からzipをダウンロード:
https://services.gradle.org/distributions/gradle-8.7-bin.zip - 任意のフォルダに解凍し、
gradle-wrapper.propertiesに以下のように指定します: iniコピーする編集するdistributionUrl=file:///C:/your/path/to/gradle-8.7-bin.zip
✅ VPNの有無を確認
VPNを使用している場合、一時的に切断して再試行してみましょう。逆に、VPN経由でアクセスが可能な場合もあるため、切り替えてみる価値はあります。
まとめ
このエラーは「通信のブロック」が本質的な原因です。
まずは管理者権限、セキュリティソフトの許可設定、プロキシの見直しなどを順に確認しましょう。どうしても解決しない場合は手動でGradleを導入するのが手っ取り早いです。
おまけ:環境に関するヒント
- Android Studioのバージョンアップで改善する場合もあるため、最新版に更新してみましょう。
gradlewコマンドでGradleの設定やネットワークエラーの詳細が得られることもあります。


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