今回は、Oracle、MySQL、PostgreSQL、SQLiteそれぞれのDBMSで、前方10文字が同じ値のカラムを取得するSQLクエリの書き方についてメモしておきます。
SQLの記載例
oracle
Oracleデータベースでは、SUBSTR
関数を使用して文字列の一部を抽出し、それを条件に用います。
SELECT *
FROM your_table
WHERE SUBSTR(your_column, 1, 10) = 'target_value';
このクエリでは、your_table
というテーブルのyour_column
というカラムから、先頭10文字がtarget_value
と一致する行を取得します。
mysql
MySQLでも同様に、SUBSTRING
関数を使用して文字列の一部を取得します。
SELECT *
FROM your_table
WHERE SUBSTRING(your_column, 1, 10) = 'target_value';
SUBSTRING
関数はOracleのSUBSTR
と同じ役割を果たし、特定の位置から部分文字列を抽出します。
PostgreSQL
PostgreSQLでは、SUBSTRING
またはLEFT
関数を使用できます。
ここではLEFT
関数を使用する例を示します。
SELECT *
FROM your_table
WHERE LEFT(your_column, 10) = 'target_value';
LEFT
関数は、文字列の左端から指定した数の文字を返します。これにより、先頭10文字がtarget_value
と一致する行を取得します。
SQLite
SQLiteでも、SUBSTR
関数を利用して同様のクエリを実行します。
SELECT *
FROM your_table
WHERE SUBSTR(your_column, 1, 10) = 'target_value';
SQLiteのSUBSTR
関数も、Oracleと同様に動作し、文字列の一部を抽出します。
実際の使用例
ここで、より具体的な例を示します。
例えば、customers
テーブルがあり、customer_name
カラムの先頭10文字がJohnDoe123
と一致する行を取得したい場合、各DBMSでのクエリは以下のようになります。
Oracle
SELECT *
FROM customers
WHERE SUBSTR(customer_name, 1, 10) = 'JohnDoe123';
MySQL
SELECT *
FROM customers
WHERE SUBSTRING(customer_name, 1, 10) = 'JohnDoe123';
PostgreSQL
SELECT *
FROM customers
WHERE LEFT(customer_name, 10) = 'JohnDoe123';
SQLite
SELECT *
FROM customers
WHERE SUBSTR(customer_name, 1, 10) = 'JohnDoe123';
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